4つの事業を一気通貫支援することで誕生する『みみず』的人材
いいづなコネクトWESTを基地として、施設入居団体および地域団体が中心となり、密接な連携体制を構築しながら4つの事業を通しての人材育成に取り組みます。
①自然との対話と地域循環に関わるフィールドワークの実施
農作業や森林作業を通じて知る「自然の営み」と、食、資源、エネルギーの循環について知識や体験を得る「地域の循環」を、フリースクールに通う子どもと生き方に悩む若者が一緒におこなうことで、人生を生き抜くための羅針盤を獲得することを目指します。
②地域の埋もれたリソースを発掘し価値を再定義するプロジェクトの実施
①に参加した方がより深い学び、体験を得る機会として、中長期間のプロジェクト参画を促します。食の循環に関わる分野と、資源・エネルギー循環に関わる分野の学びから、将来的なキャリア形成につながる原体験を獲得することを目指します。
③IT/ファシリテーションなどのスキルアップ研修会の実施
自分の強みを活かしながら社会の「つなぎ役」として活躍できる人材を増やすため“表現手段”としての基礎的スキル獲得を促す活動です。WordやExcel、ウェブサイト運営知識などのIT分野のスキルアップと、コミュニケーションやさまざまな意見を取りまとめる能力が求められるファシリテーションのスキルアップを目指します。
④地域での創業や副業に関わる対話型伴走支援の実施
経営視点の獲得、拡大につながる座談会の開催やオンライン相談窓口・経営伴走支援サービスの提供を通して、創業や副業における「やりがい」を“視点の拡大”と”継続的な対話”によって支援する活動です。
この4つを一気通貫で支援することが可能な事業体制を構築することにより、地域における関係人口の中長期化や深化、また子どもや若者が未来を描ける持続可能な地域づくりに貢献していく計画です。飯綱町の農地や施設活用といった環境の網羅性と、そこで開催される4事業一気通貫しておこなうことは、行政からの支援や予算でまかなわれる他の事業との相関性、シナジー効果も十分意識しておこなわれる環境と組織体であるので、より継続的で実効性が高く、社会実験的要素も持ち合わせています。